オススメの一冊(32)主観思考

みなさんから募集した、とっておきの書籍を紹介します。ご自身の参考や、ご家族に紹介したくなる一冊とめぐり会えるかもしれません。

主観思考~思ったこと言ってなにがわるい~

吉谷吾郎 著 (光文社)

「結局、お前はどう考えているんだ?どう思うんだ?」

この本の一番の趣旨はこのフレーズに込められているんだと感じます。

主観的ってネガティブなイメージが多い印象がありませんか?その主観を相手に押し付ける、振りかざすのはもちろん良くないし、印象も悪いです。

ただ、ここ数年で「忖度」「同調圧力」という言葉が浸透し、必要以上に空気を読みすぎる傾向が強くなってきたように感じます。その風潮に待ったをかけたのがこの本です。そもそも自分の考えを持っているのだから、その思考をもっと大事にした方がいいんじゃないか?と教えてくれます。

2020年に爆誕した感染症に関わる対応や、SNSでの言い争いや誹謗中傷も、右へならえのように鵜呑みにして真似をする社会に違和感を抱いている。そんな方が読むと肝が据わって自分に自信が持てるようになります。著者の失敗談もあり、学生にも読みやすい構成になっています。

【想定されると思う読者】

・自分の考えが上手くまとまらない、言語化が苦手

・自分に自信がない方

・世の中過ごしにくいな、窮屈だなと感じる方

・本当は自分の意見や思考はあるが、発言する勇気が出ない方

・今までの自分を変えたい方

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