【新任役員紹介】河村 哲治さん

専務執行役員 CBDO (Chief Business Development Officer)の河村です。
新設されたCBDOの役割は、既存の事業領域を超えた市場や分野から新たなビジネスチャンスを特定し、顧客やパートナーと強固な関係を築きながら戦略的な視点でビジネスを推進し、シャープの長期的な成功を実現することです。また本社幹部の一員として「強い本社」を作り上げることも自分に課せられた使命だと考えています。長く営業活動に携わってきた経験を活かし、これらの役割を果たしていきます。
当社の課題は、多様な製品や技術を有していながら、各事業部が持つお客さまとの接点を最大限に活用できていないことでした。その課題に対し、4つの法人向け営業部門(スマートライフ法人営業部、スマートワークプレイス法人営業部、モバイルビジネス推進部、販売戦略企画部)を統轄し、部門を横断してお客さまの情報を共有し、多様な商材をご提案することで、クロスセルの推進を図ります。もちろん売上だけでなく、この提案によってお客様も当社もWin-Winとなる良い関係を築くことを目指して、ビジネスを推進していきます。
私は海外赴任が長く、アメリカは通算19年、イギリス5年、ドイツ1年と、シャープに勤めてからのほとんどを海外で過ごしました。そこで世界は自分が考えているよりもずっと広いこと、さまざまな文化があることを知りました。
アメリカでは、特にビジネスの場面で自分の意思を持ち、「Yes」「No」とハッキリ答えなければならないことを学び、日本との違いに驚きました。しかしどの国へ行っても結局、1番大切なのは、人間関係とコミュニケーションでした。「Win-Winの関係性を持つこと」と「直接会って話すこと」の大切さは国が変わっても同じです。
製品を作る、買う、使う、サービスを提供するなどの、あらゆる場面は信頼で成り立っています。みなさんも社内外問わず、さまざまな人にお願いを聞いてもらったり、要求を通したりしたいことがあると思います。そのときに相手の話をきちんと聞き、相手の立場に立って考える、理解することを普段の生活からぜひ取り入れてみてください。
最後に、シャープという会社は全世界に拠点があるグローバルな会社です。それを活かしてぜひグローバル志向を持ってほしいと思います。そしてその土地の文化に触れてください。また所属部門にかかわらず、さまざまな仕事仲間たちとのコミュニケーションを大事にしてください。
新しいシャープを作るために、一緒にがんばりましょう!
略歴
米国販売会社 (1991年~1999年、2001年~2009年、2017年~2021年)
欧州販売会社 (2011年~2017年)
兼 ビジネスソリューション事業本部 副事業本部長
ビジネスソリューション事業本部長
スマートオフィス・ビジネスグループ長
兼 ビジネスソリューション事業本部長
趣味
もっぱらテレビっ子で、野球(ジャイアンツ/ヤンキースファン、アメリカでは大谷翔平のホームランを生で見ることができました!)やお笑い(賞レースは必ず見ます)、バラエティ、ニュースなどいろいろ見ます。
食いしん坊で食べることが大好きです。(バルセロナの小さな店で食べたウナギの稚魚が美味しかったな)
海外生活での思い出
アメリカに家族で赴任したときは、休日はいっしょに買物や遊園地に出かけたり、バーベキューをしたりしました。3回目の赴任は単身で、10年経って帰国したときには娘が巣立っていて寂しかったです。