プラズマクラスター冷蔵庫5機種の新製品発表会を開催しました

1月22日(水)、「つないでもっと節電」がさらに進化、無線LANに接続することでクラウド上のAIが生活パターンを学習し、最大約35%※1の節電を実現した、プラズマクラスター冷蔵庫5機種のメディア向け発表会を八尾事業所で開催しました。発表に先立ち、1月16日(木)には東京ビルで事前説明会を実施しました。

プラズマクラスター冷蔵庫<SJ-MF55P-H/MF51P-W>

冒頭、SAS事業本部 国内キッチン事業部 副事業部長の永田さんより、冷蔵庫の国内市場動向と新製品開発の背景について紹介。2024年度は前同比97%と厳しい状況と予測するものの、2025年度は買い替え需要の本格化などにより、下げ止まりが期待されることを説明しました。当社は環境配慮を強化した新モデルにより買い替え需要を喚起し、省エネ・食品ロス削減に注力、AIoT機能やエネルギーソリューションとの連携強化を進め、顧客満足度向上を目指していくと述べました。

続いて、同 冷蔵商品企画部 主任の蓮沼さんより、新製品では「つないでもっと節電」機能を進化させ、冷凍室温度の新制御により最大35%の節電が可能となったほか、他社製の太陽光発電システムとも連携可能な「おひさま除霜」にも新たに対応したことを説明しました。また、大容量冷凍室「メガフリーザー」やAIoT機能を活用した食品ロス対策のほか、奥行63cmの薄型設計は、キッチン空間を広く活用できるなどお客様からご好評いただいている旨を紹介。さらに、新製品では再生プラスチック材を冷蔵庫内の部品に初めて採用し、使用量を前年比約2.8倍に増加したほか、竹粉を配合した、たまご仕切の採用など、環境に配慮した製品開発についても訴求しました。

会場では、「使いきりメモ」や「献立提案」の発話実演をおこなったほか、従来機と新製品の「オートクローズ」の違いなども実演しました。

大阪会場では、SAS事業本部 国内キッチン事業部 冷蔵技術部長の藤岡さんと同本部 要素技術開発部 課長の福嶋さんが出席しました。

永田さん
蓮沼さん
藤岡さん
福嶋さん

※1  「つないでもっと節電」ON(自動製氷一時停止モード時)と通常運転(自動製氷運転時)との比較。電力の消費を抑えた運転をするために、食品保存に影響を及ぼさない範囲で、庫内温度を約2~3℃高めに設定します。設定温度「中」、新鮮冷凍「切」、周囲温度35℃、ドア開閉なしでの1日当たりの消費電力量から算出。<SJ-MF55P>:通常運転(自動製氷運転時)1.523kWh→「つないでもっと節電」ON(自動製氷一時停止モード時)0.983kWh。JIS C 9801-3:2015測定基準とは異なります。使用環境(温度調節・周囲温度・ドア開閉頻度・食品の量など)により節電効果は変わります。無線LANへの接続が必要です。

「つないでもっと節電」がさらに進化。無線LANに接続することでクラウド上のAIが生活パターンを学習し、最大約35%の節電を実現

当社独自の「つないでもっと節電」は、無線LANに接続することで、クラウド上のAIが冷蔵庫の使用状況を学習し、生活パターンに合わせた省エネ運転をおこないます。今回、冷凍室温度に新たな制御を加えることで、節電機能が向上。25項目の省エネ技術で細やかな省エネ制御をおこなう「節電25」モードと「つないでもっと節電」を組み合わせて運転することで、通常運転と比べて得られる節電効果が、従来の最大約30%※3得られた節電効果が、約35%にアップしました。

「つないでもっと節電」と収納ケースの展示

※2 節電25モード(自動製氷一時停止モード時)と通常運転(自動製氷運転時)との比較。電力の消費を抑えた運転をするために、食品保存に影響を及ぼさない範囲で、庫内温度を約1℃高めに設定します。設定温度「中」、新鮮冷凍「切」、周囲温度35℃、ドア開閉なしでの1日当たりの消費電力量から算出。SJ-MF55P:通常運転(自動製氷運転時)1.523kWh→節電25モード(自動製氷一時停止モード時)1.137kWh。JIS C 9801-3:2015測定基準とは異なります。使用環境(温度調節・周囲温度・ドア開閉頻度・食品の量など)により節電効果は異なります。 
※3 「つないでもっと節電」ON(自動製氷一時停止モード時)と通常運転(自動製氷運転時)との比較。電力の消費を抑えた運転をするために、食品保存に影響を及ぼさない範囲で、庫内温度を約2~3℃高めに設定します。設定温度「中」、新鮮冷凍「切」、周囲温度35℃、ドア開閉なしでの1日当たりの消費電力量から算出。2024年度機種<SJ-MF55M>:通常運転(自動製氷運転時)1.663kWh→「つないでもっと節電」ON(自動製氷一時停止モード時)1.164kWh。JIS C 9801-3:2015測定基準とは異なります。使用環境(温度調節・周囲温度・ドア開閉頻度・食品の量など)により節電効果は異なります。

また、太陽光発電システムと連携する「Life Eeeコネクト」(ソーラー家電連携)サービス※4に対応。当社のクラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」により、AIで発電量と消費電力量を予測し、消費電力の多い除霜運転を発電が余るタイミングに実行することで、発電した電力を効率的に活用します。

「ソーラー家電連携」の展示

※4 ご利用には、当社太陽光発電システムおよびHEMS(クラウド連携エネルギーコントローラ<JH-RV11/JH-RVB1>)が必要です。また、無線LAN接続と専用アプリ(COCORO HOME)のインストールおよび連携が必要です。

AIoT機能を活用した「使いきりメモ」や、鮮度を保持する冷凍モードと収納サポートが充実した大容量冷凍室「メガフリーザー」の搭載により、食品ロスを削減

「使いきりメモ」は、使い忘れをお知らせしてほしい食材や日付を、スマートフォンから、「COCORO KITCHEN」レシピサービスに登録しておけば、設定した日に冷蔵庫の音声や「COCORO HOME」アプリから通知してくれます。また、登録した食材を活用した「献立提案」もおこないます。

「使いきりメモ」の実演

たっぷりの収納スペースを備えた大容量冷凍室「メガフリーザー」は、冷凍モードや収納サポートも充実。冷却スピードをアップ※5し、栄養素をキープ※6したまま冷凍できる「快速冷凍」と、通常より低温で冷凍する「新鮮冷凍」のダブル効果で、霜付きを抑え、長くおいしく食品を保存できます。

※5 2024年度機種<SJ-MF55M>(新製品<SJ-MF55P>と同等)における「快速冷凍」と「通常冷凍」の最大氷結晶生成帯(-1~-5℃)通過時間の比較(当社試験)。外気温32℃、ドア開閉なし、10mm厚の冷凍負荷150gの場合。「快速冷凍」:28分、「通常冷凍」:104分。
※6 2023年度機種<SJ-GK50K>(新製品<SJ-MF55P>と同等)における「快速冷凍」と「通常冷凍」のビタミンC溶出量の比較。【試験依頼先】株式会社総合水研究所【試験成績書】FB230113【試験結果】ビタミンCの流出を約51%抑制。「快速冷凍」:0.59mg/100g、「通常冷凍」:1.21mg/100g。

■業界トップクラス※7の奥行63cmの薄型設計。インテリア空間の木材の質感を引き立てるダスクダークメタル色を新たに採用

「Fit63シリーズ」は、業界トップクラスとなる奥行63cmの薄型設計です。庫内の奥まで見渡しやすく手も届きやすいので、庫内のスペースを有効活用できるうえ、使い忘れによる食品ロスの防止にも役立ちます。
本体の色調には、新色のダスクダークメタル色を採用しました。

※7 国内家庭用冷凍冷蔵庫(定格内容積501L-550L、451L-500L、401L-450Lクラス)において。2025年1月22日現在。当社調べ。

環境配慮素材の展示(竹粉を配合した、たまご仕切、新たに採用した再生プラスチック部品)
「オートクローズ」の比較実演 
左:従来機 約30度の角度では空いた状態のまま、右:新製品 約30度の角度で自動で閉まる
会場の様子(東京会場)
会場の様子(大阪会場)

<関連リンク>

・ニュースリリース:プラズマクラスター冷蔵庫5機種を発売
・製品サイト:冷蔵庫

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