サニタリープロダクトディスペンサー「todokuto」の新製品発表会を開催しました
7月9日(水)、手をかざすと生理用ナプキンを1枚ずつ取り出せ、企業や教育機関、公共施設などに設置することで、生理時の負担軽減や福利厚生の充実に貢献するサニタリープロダクトディスペンサー「todokuto」のメディア向け発表会を東京で開催しました。

冒頭、SAS事業本部 プラズマクラスター・ヘルスケア事業部長の岡嶋さんより、ヘルスケア事業の取り組み方針について説明。当社は、2019年に発売したバイトスキャンをはじめ、社会課題を解決するさまざまなヘルスケアソリューションを提供していることを紹介しました。また新製品のサニタリープロダクトディスペンサーは、2027年度に1,000団体への導入を目標とするなど積極的な拡大に取り組み、ヘルスケア事業の売上規模を2027年度に2025年度比5倍の規模まで伸長を目指すと表明しました。
続いて、同 新規ヘルスケアプロジェクト 係長の寧さんより、新製品の開発背景や特長について詳細を説明。生理に関する社会課題解決のため、企業や自治体で生理用品配布の取り組みが広がる中、静岡県浜松市から相談を受け、生理用IoTディスペンサーの開発を始め、長期にわたり実証実験に取り組んだことを説明しました。従来の配布方法で課題となっていた、衛生面や大量の持ち去りなどに配慮し、非接触で1枚ずつ取り出せる設計としたほか、さまざまな種類のナプキンが使用可能で、防災備蓄品の活用など導入先のニーズに幅広く対応できることなど、商品の特長を実演を交えて説明しました。最後に、実証実験にご協力いただいた企業や自治体、教育機関からの反響もご紹介し、非常に高い満足度を得ているだけでなく、社会課題の解決に必要な取り組みであることを改めて訴求しました。
その後、同 副事業部長の笹岡さんと、同 新規ヘルスケアプロジェクト 課長の谷村さんも加わり、質疑応答を行い、記者の方々から新製品の機能や他社との協業の可能性などさまざまな質問を受けました。




■ 本体前面に手をかざすだけで、1枚ずつナプキンの取り出しが可能
本機は、清潔性に配慮して設計しています。非接触型センサーを搭載しており、本体前面のOPENマークにそっと手をかざすだけでシャッターが開くので、すぐにナプキンを取り出すことが可能です。また、利用者登録なども不要なため、スムーズに使用できます。


■ さまざまな厚さやサイズのナプキンに対応するほか、1枚取り出したあと、一定時間取り出しを制限することで、大量の持ち出しを抑制
ナプキン収納部の「しきり」および「高さ目盛り」を調整することで、さまざまな種類のナプキンへの対応が可能です。設置する環境やトイレを利用する方の傾向に応じたナプキンの種類を選択いただけます。
また、1枚取り出すと、「準備中」のLEDライトが点滅し、次の取り出しを制限。一定時間が経過すると点滅が終わり、再び取り出せるようになります。時間は5秒から300秒の間で設定が可能です。大量の持ち出しを抑制し、1人でも多くの必要とされる方に利用いただけるよう配慮しました。
■ ナプキンの残数減少や毎月の利用枚数を管理者に通知し、運用をサポート
本機はIoT機能を搭載し、ネットワークに接続して使用することが可能です。ナプキンの残数が少なくなると管理者にメールで通知。機器ごとの毎月の利用枚数もメールでお知らせするので、使用するナプキンの数量予測など、運用に役立ちます。また、エラーを検知した場合にもお知らせするので、万が一のトラブルにも速やかに対応できます。さらに<BH-FD1A-G>は、SIMを内蔵し、4Gによる通信にも対応しているので、無線LAN環境のない場所でもIoT機能を利用できます。
■ 壁掛けや棚置きなど、フレキシブルな設置が可能
本体背面と底面に設置用金具を配し、壁掛けでも棚置きでも設置が可能です。トイレの限られた空間にすっきりと設置できる工夫を施しました。









<関連リンク>
ニュースリリース:サニタリープロダクトディスペンサー「todokuto」を発売
製品サイト:サニタリープロダクトディスペンサー