ハッカソン「Semantic Cameraで未来を創ろう!」開催に関する発表会を実施

11月26日(水)、当社はハッカソン※1「Semantic Cameraで未来を創ろう!」開催をお知らせすることを目的に、メディア向け発表会を、さくらインターネット株式会社 本社にあるイベントスペース「Blooming Camp」(グラングリーン大阪)にて実施しました。

※1 決められたテーマに対し、期間内にソフトウェアや製品のプロトタイプを開発し、アイデアの斬新さや技術の優秀さを競い合うイベントです。

 

開催するハッカソンは、2025年12月22日(月)から2026年1月5日(月)まで、動画から意味を持つ要素を抽出しデータ容量が小さい情報の形で残す「セマンティックカメラ」をテーマに、「Semantic Cameraで未来を創ろう!」というタイトルでオンラインにて実施するものです。当日13時に、ハッカソンの参加者募集を開始しました。

 

本発表会は、ハッカソン開催のお知らせに加え、AI開発や活用を可能にする協同基盤環境として、発表会当日に設立された「Enable AI Foundry」のローンチ発表もあわせて実施し、株式会社クロステック・マネジメント、さくらインターネット株式会社、株式会社 Jizaiとのトークセッションを含め3部構成で行いました。

発表会登壇者
(左より、株式会社クロステック・マネジメント 取締役 小笠原 治氏、当社 研究開発本部長の伊藤さん、当社 専務執行役員CTOの種谷さん、Jizai株式会社 代表取締役CEO 石川 佑樹氏、さくらインターネット株式会社 AI事業推進室 室長  角 俊和氏)

発表会の1部は、株式会社クロステック・マネジメント 取締役 小笠原 治氏が、「Enable AI Foundry」について説明しました。当社、さくらインターネット株式会社、 Jizai株式会社などが参画する「Enable AI Foundry」を設立。AIの民主化、そして誰もがAI開発に参加できるエコシステムの構築を目指した新たな取り組みであり、当社と進めているCE-LLMをベースとしたセマンティックカメラについての案件をはじめ、 現在10のプロジェクトを進めていることを紹介しました。

株式会社クロステック・マネジメント 取締役 小笠原 治氏

2部では、当社 研究開発本部長の伊藤さんより、ハッカソン開催の背景として、「Enable AI Foundry」と連携したAIの開発を進めていることを説明。続けて、「セマンティックカメラ」をテーマとしたハッカソン「Semantic Cameraで未来を創ろう!」では、「イエナカ」「車の中」「職場」「店舗」の4つの利用領域において、「セマンティックカメラ」単体や生成AIとのトータルシステム、トータルソリューションなどの新たなユースケースを体感できるPoC※2に向けた、アイデア創出とその試作に挑戦してもらうことなどの概要を紹介しました。

研究開発本部長の伊藤さん

※2 Proof of Conceptの略。新しいアイデアやサービスの実現の可能性を確認するための検証作業。

 

最後に、株式会社クロステック・マネジメント 取締役 小笠原 治氏、当社 専務執行役員CTOの種谷さん、研究開発本部長の伊藤さん、Jizai株式会社 代表取締役CEO 石川 佑樹氏、 さくらインターネット株式会社 AI事業推進室 室長  角 俊和氏の5名による、①「生成AIはどう進化するか」②「生成AIで日本は復権するか」③「AI開発現場の課題は何か」④「Enable AI Foundryへの期待」の4テーマでのトークセッションを行いました。

トークセッションの様子
(左より、小笠原 治氏、伊藤さん、種谷さん、石川 佑樹氏、角 俊和氏)

会場の様子

 

■「セマンティックカメラ」の特長

撮影した静止画または動画から要素を抽出し、情報のみを残すものです。画像/映像データを転送・処理しないことから、データ容量が小さくなる利点があるほか、プライバシーも保護されるため、たとえば、浴室内での転倒事故の検知など幅広い用途での活用が期待されています。

 

●ハッカソン「Semantic Cameraで未来を創ろう!」の概要は専用ウェブサイト(https://oi.jp.sharp/antenna/detail.html?_prvw_k__TInfo=179)もしくはニュースリリースをご参照ください。

 

<関連リンク>

・ハッカソン専用ウェブサイト:https://oi.jp.sharp/antenna/detail.html?_prvw_k__TInfo=179

・ニュースリリース:ハッカソン「Semantic Cameraで未来を創ろう!」を開催

・クロステック・マネジメント社 発表(PR TIMES):“使うAI”から“つくるAI”へ。京都芸術大学発DX企業のクロステック・マネジメントが国内企業8社と協同アライアンス「Enable AI Foundry」を11月26日(水)に発足

 

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