【シャープ横断♪バトンリレー】第48走者◆“こんなこと聞けるんだ!”を生むCOCORO HOME AIデザインの仕掛け
■あいさつ
高木さんからバトンを引き継ぎました、ブランド戦略本部 総合デザインセンター UXデザイングループ(以下UCD)の伊藤です。
高木さんとはスマホアプリCOCORO HOME AIの冷蔵庫対応でご一緒させていただきました!
バトンが来たのは意外でしたが私も高木さんとの仕事は印象深く、アプリの仕様意図を質問すると迷わず回答/決断していただけてやりやすかったです!n=1を大切にする高木さんの想いあっての企画姿勢だとリレー記事で分かって面白かったです。
開発中は仕事の話が中心でしたが、私も大学時代は触感に関する研究をしていたのでそんな話もまたしましょう!
ご要望ありましたので、私なりにUXDの仕事を紹介したいと思います。
■所属する部門について
私が所属するUXD部門は文字通りUX(ユーザーエクスペリエンス)をデザインする部門になります。UXデザインは領域が広いため、当部門には様々なスペシャリストが在籍しています。製品開発の上流工程でのリサーチからアプリ/グラフィックのデザイン、サービス利用状況のデータ分析やプロトタイプ開発、研究開発系のプロダクトデザインまで多岐に渡ります。
伸ばしたいスキルセットが迷子になることもありますが、色々な人がいるので刺激的です。幅広い工程でお力になれると思いますので、何かお困りごとがあればぜひご相談ください!
※期間に余裕をもって相談いただけるとより広くお力になれると思います。
■仕事について
私は普段スマホアプリや家電のUIをデザインしています。ここでは直近担当したCOCORO HOME AIについて紹介します。COCORO HOME AIは、ユーザーからの家電に関するお悩みに生成AIで回答するCOCORO HOMEの機能になります。対応機種の取説データを学習しており、正確な回答をしてくれるシャープオフィシャルなAIです!
UI/UXデザインでこだわった点を3つ紹介します。
①質問サジェストカードでAIの利用を促進
普段家電について相談したくなる場面は、故障やエラーに関する内容が多いと思いますが、生成AIは家電のことについて幅広く答えられるため、もっと能動的に製品の使い方について聞いてほしいという思いがありました。
そこで、トップ画面で質問事例を提示することで、ユーザーに「こんな質問にも答えられますよ」とインスピレーションを与えるタッチポイントを設けました。アプリを開くたびに事例が変わるので、開くたびに発見があります。
また、シャープの一次情報を参照した回答は「シャープ公式回答」のバッジを表示することで、回答への信頼感を与えました。
②AIの知性的なふるまいを表現した背景アニメーション
COCORO HOME AIの背景に一貫して登場する円形グラデーションは、快活で積極的なAI利用とそこから生まれる豊かな暮らしぶりをイメージして、COCORO HOMEの他の画面よりも彩度の高いピンクと新たにオレンジを加えたグラデーションを採用しています。
そして、ユーザーの質問に対してAIが回答を生成している時間は、背景の円形グラフィックが動くことでシステムの状態を緩やかに伝えます。
回答思考:横移動で思考の往復を表現
文章書き出し:円形要素の拡大縮小で出力を表現
話者交代:AIの回答後は右側に要素を移動することで、ユーザーの入力ターンであることを伝える
ユーザーの回答に対する画面全体の呼応が寄り添い感を、有機的な動きがAI回答で生活が豊かになっていく前向きさを表現しています。 また、COCORO HOME AIに対する知性的な信頼感も表現しました。
③アコーディオンによる送信UI
食材の保存に関する回答時、必要があれば回答内容に対応した冷凍モード設定ボタンが表示されます。ユーザーは回答内容を見た後そのままモードを変更できるわけですね。
一見何の変哲もないUIですが、初見時の情報量をコントロールしています。 冷蔵モードのボタンをタップすると、モードの詳細説明文が表示されますが、詳細情報が気になる人以外には見せないことで、会話画面での文章量をコンパクトにしています。あとから会話をさかのぼるときも簡単です。
無理を言った箇所もあるのですが、前向きに検討いただいた開発の方々には感謝しかありません…!
現在はサービス利用状況をウォッチしながら対応機種を拡大中です。サービスの特性上、単発質問のユーザーが多いですが、長期にわたり使い続けているユーザーも一定数おり、暮らしをサポート出来ていることを嬉しく思います。
■面白さ
シャープでのUI/UXデザインは、様々な事業部から依頼が来るため色々な製品、担当者と仕事することが出来ます。
デザインするために製品仕様を把握していく中で「こんな面白い機能があるんだ!」と知ることが出来て面白いです。 例えば新発売の冷蔵庫は、冷凍モードを3種類から選べます。「味しみ冷凍」はゆっくり冷凍して食材の細胞壁を破壊することで、煮物などの味が染み込みやすくするモードだそうです。COCORO HOME AIの仕事をしたから知れた機能です。調理器具とも捉えられる面白い機能ですよね!
製品仕様を知ることは魅力的で不足のないUIをデザインするためにも欠かせないインプットです。今後も製品企画の魅力を最大化させられる良いUIを提案していきたいと思います!
■次のバトン
次のバトンですが、
ブランド戦略本部
関川里江子さん
にお願いしたいと思います!
昨年発表した新スローガンの浸透など全社ブランド向上に向けてより一層精力的に活動されていると思いますので色々お話を聞いてみたいです。
当部門は堺筋本町本社への移転に伴い、ブランド戦略本部の他部門の方々と同じフロアで働き始めました。
同じフロアで働き始めたので、お近づきの印に?バトンをお渡しします!

(伊藤 汰地/ブランド戦略本部 総合デザインセンター UXデザイングループ)
≪シャープ横断♪バトンリレー≫とは…?
みなさんの人脈を駆使しバトンのようにコラムを繋いでいくという、太古の昔からある数珠つなぎ企画!第48走者はブランド戦略本部の伊藤さんでした。第49走者は、伊藤さんからバトンを託された関川さんです。お楽しみに♪






