当社の拠点は世界各地にあり、さまざまな地域のお客様に当社製品をご利用いただいています。
そして、その世界各国で活動するシャープの社員たちは販売・生産活動だけでなく、現地の社会や自然に密着したさまざまなCSR(Corporate Social Responsibility)活動も実施しています。
(当社ホームページには、「シャープの世界のサステナビリティ活動」というページがありますので、ぜひご覧ください。)
今回は海外拠点の中でも特に歴史が長く、当社製品を多くの方々にご利用いただいているインドネシアにて、シャープ・エレクトロニクス・インドネシア(SEID)が毎年ラマダン(Ramadan)※1の時期に行っている「シャープ・ベルセデカ(Sharp Bersedekah)」という活動をご紹介したいと思います。

ベルセデカとは、インドネシア語で「施しを行う」「寄付をする」という意味の言葉です。イスラム教の教えにおいて、貧しい人や困っている人に施しを行う事を指します。
インドネシアは世界で最も多くのイスラム教徒を抱える国で、ラマダンは祝福に満ちた特別な月とされており、善行を行えば他の月よりも多くの恩恵があると信じられています。
これを受けて、シャープ・インドネシアでは「シャープ・ベルセデカ」と名付けた活動を毎年ラマダンの時期に実施しています。この活動の目的は、地域社会での思いやりや助け合いの意識を高め、実際の行動へとつなげることにあります。

この活動、実は2009年から始まり、今年で16年目を迎える長く続く活動なのです。
16年の間には実施が困難な年もありましたが、インドネシアの社員たちの熱意によって続けることができました。


新型ウイルスが世界を席巻した2020年、インドネシアでもPSBBと呼ばれる大規模な社会制限が行われました。このような困難な状況の中でも、オンラインでこの活動を継続しました。具体的には、公式SNSアカウントで、シャープ・インドネシアによるシャープ・ベルセデカの投稿が「いいね」「リポスト」された数量分だけ、5つの大都市にある18の孤児院に食料を届けるキャンペーンを行いました。


このような困難を乗り越え、シャープ・インドネシアの社員たちは、思いやりや助け合いの意識を高め、寄付を促進するため、常に人々の関心を引き、ニュース性のあるものになるように、毎年新鮮でユニークなアイデアを考え毎年、イベントを企画しているとのことです。



この他にシャープ・インドネシアではグリーネレイター(Greenerator)というメンバーを組織し、環境に関するワークショップなどの活動を頻繁に実施しています。今後そちらの活動もぜひご紹介したいと思います。
シャープ・インドネシアは今年で設立55周年を迎え、ますますインドネシアの社会や環境に関する活動も活発に行っていきます。当社は世界中の皆さんとともに歩む企業であり続けることを目指します。
※1 イステム教で、預言者ムハンマドに初めて聖典のコーランが啓示されたとされる神聖な期間。この期間、約1か月にわたり、毎日の日の出から日没まで断食が行われる。
※2 ヒジャブを洗うのに最適な「ヒジャブモード」を搭載した洗濯機
※3 ラマダン期間中、日没後初の食事はアラビア語で「イフタール(断食を断つ)」と呼ばれる。
(広報:トム)
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