今年も後半に入り、実りの秋の季節がやってきました。楽しい食事の機会が多くなり、お酒を飲むことも増えますが、飲酒運転による事故が増えてしまう時期でもあります。
飲酒運転撲滅に向けた取り組みの一環として、2022年4月1日に道路交通法施行規則が改正され、白ナンバー車両を使用する事業所に、目視などでのアルコールチェックが義務化されました。そして2023年12月1日には、アルコール検知器を用いた酒気帯び有無の確認なども義務化されました。
アルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』を提供しているシャープは、2024年6月に全国のアルコールチェック義務化対象企業の安全運転管理者に「アルコールチェック義務化の実態把握調査」というアンケート調査を実施し、今回、2025年7月に4回目となるアンケートを実施しました。
詳細はダウンロードしてご確認いただけますが、以前よりアルコールチェック実施への意識向上が確認される結果となりました。
このアンケート結果について、初回から調査を担当している池田に聞きました。

■まず、実施した調査の概要を教えてください。
「アルコールチェック義務化の実態把握調査」というアンケートで、インターネットを使った調査を、全国規模で2025年7月25日~7月29日の5日間で実施し、1,146人の白ナンバー事業者の安全運転管理者から回答を得た結果をまとめたものです。今回が4回目の調査レポートとなります。
■白ナンバー事業者の安全運転管理者とはどのような方々ですか?
業務で使用する自動車には、「一般貨物自動車運送事業」の許可を取得して、お客さまの荷物を有償で運ぶ緑ナンバー車両と、自社の従業員や荷物を運ぶ白ナンバー車両があります。この調査は白ナンバー車両を管理している安全運転管理者の方々を対象に実施した調査です。
■本調査を始めた経緯は?
飲酒運転撲滅に向けた取り組みの一環として、2022年4月1日に道路交通法施行規則が改正されたことに合わせて、当社は2022年4月から、アルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』を提供しています。2024年6月より、一環として、「アルコールチェック義務化の実態把握調査」を定期的に実施してまいりました。
警察庁交通局の発表(※)によると、飲酒運転による事故の発生件数は2023(令和5)年と2024(令和6)年では同数だったのですが、死亡事故件数は増えている実態があります。
※ 出典:令和7年2月27日、警察庁交通局「令和6年における交通事故の発生状況について」の6ページ目: (https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/jiko/R06bunseki.pdf)
アルコールチェック管理サービスを提供する事業者として、飲酒運転を撲滅していけるように、アンケート結果を通して運転する方の意識を変えるキッカケを作れればと考えています。
■調査結果を簡単に教えてください。
①アルコールチェック義務化対応状況
今回も100%の実施がなされているわけではないのですが、社会的関心が一層高まったことなども影響し、アルコールチェックの実施状況は大きく改善される結果となりました。


②管理システム・サービスの導入率の変化
アルコールチェックの記録管理において、紙や電子ファイル管理などの比率が約2割減少し、クラウドをはじめとする管理システムやサービスの導入比率が約2割増加。アルコールチェック管理・運用の効率化を進めている傾向がうかがえる結果となりました。

③課題感の変化
アルコールチェック管理・運用方法の変化にともない、管理者の「課題意識」や「効率化を求める業務」に関する回答も、過去3回の調査から変化が見られました。従来は記録の管理に関する課題が多かったのですが、今回は実施確認に関する課題を感じる方が増えました。
過去の調査結果と比較し、課題感の移り変わりや企業が新たに選択した管理方法などについてもレポートしています。当社が提供するアルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』を例に、クラウド管理に移行した際のメリットもあわせてご紹介しています。
企業が取り組む飲酒運転撲滅の第一歩として本調査レポートをご活用いただけますと幸いです。
詳しい調査結果レポート(ダウンロードリンク)をご紹介しています、ぜひご覧ください。
■当社のアルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』について、教えてください。

『スリーゼロ』は、アルコール検知器とスマホアプリを使用して運転者の検査結果を管理できるクラウドサービスです。
出張先や直行直帰時など、遠隔地で測定された結果も、リアルタイムに把握・管理できます。日報・月報も自動作成でき、日々の業務負担を軽減します。

130機種以上の市販のアルコール検知器に対応し、DXを実現します。
製品情報もあわせてご覧ください。
――ありがとうございました。
アンケート調査結果では、関係者の意識向上が確認される結果となりました。一方で、飲酒運転による事故がいまだに無くならなのは、本当に悲しいことです。すべてのドライバーが「絶対に飲酒運転はしない」という気持ちでハンドルを握ってもらえるような行動に繋がっていけばと思います。
(広報C)
製品情報
ニュースリリース
アルコールチェック管理サービス「スリーゼロ」が現場向けビジネスチャット「direct/ダイレクト」との連携を開始
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