【シャープ横断♪バトンリレー】第54走者◆アメ車の街で奮闘中!~デトロイトで挑む車載ビジネス最前線~
同期の角田さんからバトンを受け取りました、SECD車載事業部の早浪由紀と申します。連絡を取ったのは何年ぶり?!というぐらい久しぶりでびっくりしましたが(笑)、車繋がりで縁を感じます!
私はディスプレイ(旧SDTC)車載事業部営業部からSECD(Sharp Electronics Corporation, Device Division)駐在員として出向しており、アメリカ・ミシガン州のデトロイト近郊エリアで働いています。
■主な業務内容
私は2015年4月に入社してディスプレイの車載事業部の営業部に配属されて以降、一貫して北米自動車メーカー向けの車載ディスプレイに関する仕事に関与してきました。取り扱う製品は、メーター部分のディスプレイ(クラスター)や、運転席と助手席の間にあるメインディスプレイ(センタースタック)で、基本的にはすべて各顧客(自動車メーカーや電装メーカー)の要望に基づくカスタム品です。自動車メーカーや車種によって、サイズもスペックも異なります。
日本の営業部に所属しているときは、海外営業として、主にアメリカ(たまにヨーロッパやアジア)のシャープ販社のメンバーとやり取りしていました。2023年の7月に念願叶って駐在員としてミシガンに引っ越してからは、自分も販社メンバーの一員として働いています。
私の駐在員としての主な業務は、簡単にいうと日本と販社の間のブリッジをつなぐこと。
もともと営業部だったので、販社での仕事も営業(コマーシャル関係やデリバリー関係)がメインではあるものの、駐在員という特殊な立場上、販社・事業部の複数部門との調整が必要な複雑な案件をリードしたり、販社と事業部間でのコミュニケーションがうまくいっていなさそうなところに入るようにしたりと、〈営業〉にこだわらず幅広く見るように心がけています。
■車載ビジネスの特徴
車載ビジネスは開発スパンが長いのが特徴で、受注が確定してから実際に車の量産に至るのは3年程度後だったりします(EVメーカーはもっと早いサイクルですが…)。現に、私が出向した後すぐに受注したビジネスが、今月ようやく自動車メーカーでの量産に入ります。
我々のビジネス形態は、自動車メーカーが決めた車の発売に間に合わせることが至上命題のため、いつも厳しいタイミングプレッシャーに晒されています。車には3万個の部品が使われていると言われ、たった一つの部品が遅れるだけでも車は完成しないので、本当に厳しいです。シャープのディスプレイだけちょっと開発が遅れてマイルストーンに間に合わないといったことは決して許されないため、開発中はお客様からそれはそれは厳しくモニターされます。。。
それでいて品質は絶対に蔑ろにしてはいけません。これも、安全性が大変重要視される車載ビジネスゆえの特徴ですね。車載では1台不具合が発生しただけでも大ごとになりますので、そのプレッシャーも常日頃感じています。
プレッシャーが重大で苦しくなることもありますが、その分、やはり苦労して受注開発してきたディスプレイが車両に搭載されているのを見ると努力が報われた気持ちになります。特に新車やモデルチェンジのタイミングでディスプレイがアピールポイントとしてメディアに発表されるときは、嬉しさも倍増です!!!
■駐在員としての生活
ちなみに、駐在生活は楽しいです。大学時代にアメリカに交換留学したこともあってアメリカが好きでしたし、入社時から自分のカウンターパートでありよく知っている販社に駐在できたのは本当に幸運でした。(入社してから面談があるごとに駐在への希望を上司の方々に伝えてきました!)
日本では、上司や先輩後輩、同僚に囲まれ、ワイワイした環境で仕事していましたが、こちらではオフィスが個別キューブだったり、人数も少数精鋭で少なかったりと、最初は寂しかったです。ベテラン社員が多く、日本では当たり前だった後輩に仕事を教えるということもなく。。後輩に教えることで自分が成長する部分も多かったなと感じることが多いです。
また、販社はお客様に一番近い現場最前線ですので、それ故の楽しさも苦しさもあります。Sharpの顔としてお客様と直接コミュニケーションをとって信頼関係を築いていくことはやりがいがある一方で、どんな問題であっても一番矢面に立つので、日本で仕事をしていたときよりも当然お客様からの圧は圧倒的にきつく感じます。
駐在当初は特に、本当によく仕事の出来る前任者の先輩と自分を比べては落ちこみ、「なんでこんなこともできひんのや」「もっと役に立ちたいのに」と夜な夜な悔しくて泣く事もありました(笑)。その悩みが完全になくなることはありませんが、自分なりのカラーと強みを活かして、少しでも販社と日本(事業部)のコミュニケーションがスムーズになるよう、ひいてはお客様に最善の製品とサービスを届けられるよう、日々精進する気持ちで頑張っています。
私生活の面では、当初同年代の友達を作るのに苦戦しましたが、Facebookのグループイベントに参加したり、友達の友達を紹介してもらったりなど、徐々に気が合うローカル友達が増え、今ではとても充実しています。休みの日はデトロイトダウンタウンや近郊の市で買い物や散歩、食事などして過ごしています。
ミシガンは冬がとにかく長く、大げさに言うと体感6か月ぐらいあります(笑)。冬が長いので、ミシガンに来てから編み物にハマり服を山ほど編みました。編んでいる間は無心になれることと、100%自分の好みの色で服を編めること(必然的に超お気に入りの服になる)が長続きしている理由かなと思っています。長い冬を乗り越えるのにぴったりなので、この趣味が見つかってよかったです!
長くなりましたが、ダイナミックな車載ビジネスの中で働くことは楽しく、やりがいを感じています。シャープの中でこんな部門があるとご存じない方もいらっしゃると思うので、この記事で少しでも知っていただければ光栄です。
次のバトンは、同期の
シャープセミコンダクターイノベーション株式会社 営業部
林俊杰さん
に回します。
彼女とは入社当時から仲良くしてもらっていて、日本ではもう1人の同期と一緒によくゴルフに行っていました!彼女も私と同じくBtoB事業を担当していて、海外出張などで大活躍していて尊敬している同期です。林さん、よろしくお願いします!

(早浪由紀/SECD車載事業部)
≪シャープ横断♪バトンリレー≫とは…?
みなさんの人脈を駆使しバトンのようにコラムを繋いでいくという、太古の昔からある数珠つなぎ企画!第54走者はSECD車載事業部の早浪さんでした。第55走者は、早浪さんからバトンを託された林さんです。お楽しみに♪







