
当社は、9月1日~7日に、国立京都国際会館(京都市左京区)で開催された「第25回 国際博物館会議京都大会(ICOM Kyoto 2019)」において、70V型8Kタッチディスプレイを活用した「8Kインタラクティブミュージアム」を参考出展しました。
国際博物館会議とは、1946年にパリで創設された、ミュージアム(美術館や博物館)の発展を目的とする国際的な機関で、世界各国の博物館および博物館専門家が加入しています。3年に一度、会員が一堂に会する「大会」を開催。今年は初めて日本で実施され、当社はシルバースポンサーとして協賛しました。
『シャープの8Kだからできること。体で感じる鑑賞体験』をテーマとし、「リアルに見える」感覚と、「自由自在に触る」体験を楽しんでいただける展示を行いました。

シャープの展示コーナー
(参考出展した「70V型8Kタッチディスプレイを活用した8Kインタラクティブミュージアム」)
絵画などの超高精細8K画像
国宝「洛中洛外図屏風(舟木本)※1」などの絵画を超高精細8K画像で鮮やかに映し出しました。通常の絵画展示では、細かなところまで見ることは難しいのですが、タッチパネル付きのディスプレイで画像を自由に拡大・縮小することができます。緻密な描写や筆のタッチまで確認でき、一歩進んだ絵画の楽しみ方を体験することが可能です。
来場されたお客様の中にも、絵画の中心や端の方に至るまで様々な部分を拡大させてご覧になった方がたくさんいらっしゃいました。

国宝「洛中洛外図屏風(舟木本)」 を8Kインタラクティブミュージアムで表示

指の操作で画像を拡大させることが可能です。
※1 画像提供・監修:独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センター、東京国立博物館
陶磁器などの超高精細3DCG画像
重要美術品「大井戸茶碗 銘 有楽※2」などの3DCG画像を、8K解像度で表示しました。
陶磁器はその見た目のデザインや文様などを、上から斜めからと、いろいろな角度から見て楽しみたいものですが、手に取ることが難しい貴重な美術品となると、なかなかその機会はありません。
でも、インタラクティブミュージアムなら、タッチ操作で画像を上下左右に回転させることが可能なので、茶碗の曲線美や表面の細かな模様まで、あらゆる角度から鑑賞することができるようになりました。


陶磁器を別の角度に回転させてみることができます。
※2 撮影協力・監修:独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センター、東京国立博物館
当社は、今後も、8Kを活用した新たな美術品の展示提案を行い、緻密な描写や筆のタッチまでリアルに感じられたり、あたかも目の前で鑑賞しているような感覚をもたらしたりするような、新しい鑑賞スタイルを創出していきたいと考えています。
(広報担当:H)
<関連サイト>
ニュースリリース: 「第25回 国際博物館会議京都大会(ICOM Kyoto 2019)」に8Kインタラクティブミュージアムを参考出展
関連記事
-
建設現場での配筋検査時間を約75%軽減※1 ! 清水建設と共同開発した「リアルタイム自動配筋検査システム」とは?
2022年4月14日
-
8Kドローンだから安全かつ効率的!「ドローン検査ソリューション」②-橋梁のインフラ点検もお任せください-
2022年3月18日
-
織田信長の弟[有楽斎]が所持した重要美術品「大井戸茶碗 有楽井戸」に触(ふ)れてみませんか?
-新たな文化財鑑賞ソリューションによる実証実験(”8Kで文化財「ふれる・まわせる名茶碗」”展)を実施- 2020年7月20日 -
東京国立博物館で展示された、8Kが映し出す聖徳太子のほほ笑みとは
2018年12月27日
-
8Kドローンだから安全かつ効率的! 「ドローン検査ソリューション」①-災害状況の把握で活躍-
2022年3月10日
-
NHK BS8K放送番組「8Kオークショー」が伝える、8Kの可能性と未来
2020年3月19日
-
ついに登場!「もっとクック 」1.6L対応モデル ~ホットクックでギネス世界記録に挑戦!同時にホットクックをパッカ~ンしよう!!参加者募集~
2025年10月9日
-
放送開始前にチェック!4K8K放送を見るには何が必要?
2018年11月28日
-
資生堂の新製品「8Kに映る素肌を美しく見せるファンデーション」とは
2018年8月30日
-
“ちょっと先”の未来を見てきた。
2020年に実現される、5Gと8Kが創る未来のライフスタイル 2017年12月13日