【もしものときのお守りに】緊急時のスマートフォンと携帯の使い方紹介と2025年夏モデル<AQUOS wish5>「防犯アラート」の開発秘話
2025年8月20日
こんにちは、広報のUです。
みなさん、日々の生活の中でスマートフォンや携帯電話をどんな風に使っていますか?
大切な人と連絡を取るとき?目的の場所へ向かうとき?新しいお店を調べたいとき?奇跡の瞬間を写真に残したいとき?
どれも日々の生活を彩り、豊かにしてくれる素敵な使い方ですよね。特にスマートフォンの使い方は無限に広がっています。一方で、これらの使い方とは違って、「もしものとき」にも欠かせない存在になります。
では「もしものとき」とはどんな時でしょう?例えば、今年の夏もとても暑いですよね、暑さ対策は欠かせません。しかし、もし急に体調が悪くなったら?他にも、ゲリラ豪雨といった大雨や台風、地震などの自然災害が発生したら?万が一、事故・犯罪などに巻き込まれたら?いろいろなケースがありますが、これらが起こったときスマートフォンや携帯をどう使いますか?
予期せぬ事態が実際に起こったとき、スマートフォンや携帯電話をどう使うことができるのか、あらかじめどんな準備ができるのか、ご紹介します。 まずは災害などの予期せぬ事態に備えて、スマートフォンや携帯の<事前に準備しておくといいこと>を紹介します。
緊急情報サービスの登録

非常時に役立つ情報を得るため、緊急情報サービスに登録しておきましょう。
<スマホの緊急情報サービス>のページでは設定方法をご紹介しています。予期せぬ事態に備え、もしもの時のためにぜひご覧ください。
<ページの概要>
- 緊急地震速報や津波警報などの災害や避難情報が配信される「緊急速報メール」の設定について
- 体調不良や事故などの万が一の事態に備える、自身の健康の情報の登録について
- 事故や事件に巻き込まれた時にスマホで助けを呼ぶ「緊急SOS」の設定について
これらの設定のほか、紙でお持ちの情報をデジタル化しておくと、いざというときに便利です。
- 大切な書類はあらかじめ撮影をしておき、クラウドで管理をしておく※
- お薬手帳をデジタル化、もしくは撮影しておく
- ※スマートフォンや携帯電話に保存した情報を守るために、OSは最新のバージョンにアップデートする、安全な認証手段を使用する、セキュリティソフトを入れておくなどの対策も実施してください
緊急時は焦っていることも多く、普段なら忘れない電話番号が思い出せなかったり、自身の健康情報を正しく伝えられなかったりするかもしれません。いざというときのために、ご紹介したサービス設定や自身の情報を見直してみてください。
非常時、スマートフォンを少しでも長く使うために
スマートフォンAQUOSは非常時に対応するさまざまな機能を搭載していますが、気になるのが「バッテリーの残量」です。こまめにバッテリー残量をチェックすることも大事ですが、日頃からバッテリーの劣化を抑えることも大切です。これをサポートするのが[インテリジェントチャージ]機能です。
[インテリジェントチャージ]
[インテリジェントチャージ]は、高速充電などでバッテリーに負担がかからないよう充電中の温度や電圧などを検知して充電を制御し、バッテリーの消耗を抑えてくれる機能です。緊急時にはフル充電できるようにOFFにしてください。
[設定]→[バッテリー]→[インテリジェントチャージ]をタップします。
最大充電量を変更
電池残量90%で充電を停止し、ダイレクト給電(充電を停止して充電器から直接電力を供給)にすることで、電池への負担を少なくし、電池の寿命を延ばします。
画面消灯中のみ充電
画面消灯中のみ充電し、画面表示中はダイレクト給電に切り替えます。端末使用中の電池温度上昇を軽減し、熱による電池への負担を減らして電池の寿命を延ばします。

- * OSによって設定画面のデザインが異なる場合があります。
一方、被災してしまったときなど、すぐに充電できない状態のときにご活用いただきたいのが、[長エネスイッチ]機能です。
[長エネスイッチ]
[長エネスイッチ]とはCPUの動作や機能を一部制限することで、スマホの性能を維持しながらバッテリーを長持ちさせる機能です。普段は、[スケジュールの設定]で指定したバッテリー残量になれば自動でONなるよう設定しておき、非常時には100%の状態でも常にONにしておくことで、できるだけ長く使うことができます
[設定]→[バッテリー]の中にある[長エネスイッチ]をONにすることでディスプレイの明るさを抑えたり、バックグラウンドアクティビティや一部の視覚効果、使用頻度の少ないアプリを制御したりしてバッテリーの消耗を抑えることができます。

ポイントは先ほど述べたように、バッテリーを長持ちさせておくことです。ぜひ設定を見直して電池の持ちを長くしてみてください。
次は<緊急時>に利用すると良いサービスや方法をご紹介します。
SNSやオンライン地図サービスを使う
被災してしまったときなど、非常時に知り合いの方と直接連絡が取れないときにもできることはあります。
- SNSのプロフィール欄に「生存しています」「大丈夫です」といった安否の情報を追加する
- 位置情報をオンライン地図サービスで共有する
- オンライン地図サービスのオフラインマップで地図を共有する
- 自然災害に遭った場合などは家屋の被害状況を撮影しておく
携帯電話をお使いの方との連絡や安否の確認方法
携帯電話をお持ちの方は、以下のサービスをご利用することで状況を伝えることができます。もちろんスマートフォンをお使いの方もご利用いただけます。
災害用伝言ダイヤル(171)
地震や台風などの災害が発生し、電話がつながりにくくなった場合に提供されるサービスです。自分の安否情報や家族の安否情報を音声で録音し、全国からその音声を再生して確認することができます。
<利用方法>
- 録音する場合: 固定電話、携帯電話、PHSなどから「171」にダイヤルをします。音声ガイダンスに従い、録音する電話番号を入力します。音声メッセージを録音し、通話を終了します。
- 再生する場合: 固定電話、携帯電話、PHSなどから「171」にダイヤルをします。音声ガイダンスに従い、再生したい電話番号を入力します。録音された音声メッセージを再生します。
スマートフォンが汚れてしまったら
非常時にはスマートフォンが汚れてしまうこともあるかと思いますが、防水に対応したAQUOSであれば水で洗うことができます。さらにAQUOS wish4以降であれば、防水性能が向上しており、ハンドソープで洗うことができます。雨に濡れた、泥で汚れた、ということになっても安心です。

緊急時に備えて日頃からできる機能を使ったり、設定をぜひ見直したりしてみてください。そうすることで、不測の事態に巻き込まれてしまった場合でも、焦らずにひとつひとつ順を追って確認することで、出来ることが広がるはずです。
防犯のための備え
災害など非常時への対応をご紹介してきましたが、次は防犯に備えるスマートフォンの機能をご紹介します。今年の6月26日に発売したAQUOS wish5の新機能「防犯アラート」です。本機能は「もしものとき」に備えた機能で、開発陣の並々ならぬ想いがありました。AQUOS wishシリーズの新たなコンセプトや、「防犯アラート」を開発した理由について、企画の宮路に聞きます。

―AQUOS wish5は強く振るとアラームが鳴る、「防犯アラート」を搭載しました。この経緯を教えてください。
AQUOS wish5の開発で中心となったコンセプトは「つよかわ」です。この言葉は、物理的な耐久性に加え、子どもたちを脅威から守るという強さも意味しています。さらに、「かわいい」デザインを追求することで、家族などの方がすすめる機種の中から子どもが仕方なく選ぶのではなく、子ども自身が「これがいい」と自ら選びたくなるような魅力を持たせました。
wishシリーズは幅広い年齢層にご利用いただいていますが、特にスマホデビューを果たす子どもたちにとっての「ファーストスマホ」として選ばれることを目指しています。このため、家族の方も安心して子どもに持たせられるよう機能を充実させ、初めてのスマートフォンとしての魅力を高めています。
調査の結果、子どもにスマートフォンを持たせる理由のひとつが「心配を解消するため」でした。子どもを守りたいという保護者の気持ちから、スマホには安心できる機能が求められています。このためAQUOS wish5は、より安心なスマートフォン体験を提供することを目指しています。
その一環として搭載したのがこの「防犯アラート」です。防犯ブザーのようなお守り機能で、子ども自身も持っていることで安心感を得られます。
―「振る」と鳴る、という発想はどこから来たのでしょうか?
今回、「防犯アラート」を開発するにあたって、まず「スマートフォンをどこにしまっているか」を調べました。人それぞれではありますが、特にお子さんや女性の場合は「カバンにしまっている」という意見を多く聞きました。つまり、すぐに取りだすことができないかもしれない状態で、「何か危機的な状況になったときはスマートフォンを探している余裕もないんじゃないか」と考え、「それならカバンに入れたまま、連絡を取れる手段を考えよう。どんな人でも簡単にできるといえば、『振る』という動作じゃないか」という結論に行きつきました。

他にもさまざまな案が出ましたが、カバンに入れて振るのが1番わかりやすかったため、それが採用されましたね。
―開発していく中で、どんな工夫をしましたか?
初期設定ではブザー音だけが鳴りますが、「助けてください」という音声を追加する「ブザー音+音声」に設定変更することもできます。ブザー音だけでは心配、より周囲の人に身の危険を的確に伝えたい、という場面のために追加しました。
また、どの程度の力で振ればアラートが作動するのか、あらかじめ試すことができる「試してみる」という機能も実装しました。人によって強さが異なるのでは、という指摘を受け、付けた機能です。

―苦労したのはどういった点ですか?
やはり誤作動です。加速度センサーを使い、独自のアルゴリズムで発動するようにしていますが、この部分は相当大変でした。寝ているときに勝手に鳴ったりしないだろうかなどの不安も多く、社員やその家族など多くの方にモニターになってもらい、直接振る、歩いてみる、走ってみる、カバンの中に入れてみるなど、多くのパターンを試しました。開発者もかなりの量の階段を昇降しながら試験しました。
大変なことも多かったですが、「やるからには中途半端な機能で終わらせたくない」という想いがあり、商品化に至りました。
―「防犯アラート」の機能について詳しく教えてください。
スマートフォンを強く振ると、5秒間カウントしたのち、大音量のブザーが鳴ります。加えて、事前登録した人へ自動的に電話をかけ、位置情報のメッセージも発信します。
―位置情報はどういった形で受信できるのですか?
ショートメッセージで送られてきます。専用のアプリなどは必要なく、スマートフォン、携帯電話であればOSやキャリアが違っていても受信が可能です。

―事前に登録できる連絡先はいくつあるのでしょうか?
3つです。家族など、自分の危機を知らせなければならない方を登録してください。「防犯アラート」が作動すると1番から順番にかけていきます。不在ならば2番、3番と次々発信し、誰かが取ってくれるまで電話をかけ続けます。

―誤作動が心配な場合は、どうすればいいですか?
防犯アラートの感度の調整が可能です。「低・中・高」と変えられるので、ご自身に合った設定にしていただくことができます。またホーム画面にウィジェットを貼り付けることもできるので「振る」機能をOFFにして、画面のボタンを押すだけで即座に起動することも可能です。もちろん両方ONにして二重に対策するのも良いと思います。

―今後はどういったスマートフォンを作りたいと考えていますか。
wishシリーズの新たなコンセプトとして「つよかわ」を最初に申しましたが、一番届けたい想いは「安心」です。幅広い年齢層の方が使っていて安心できるスマートフォンをお届けしたいと思っています。「防犯アラート」もさらなる改善点を見つけて対応していきたいと思っており、さらにバージョンアップした機能を今後も追い求め、みなさんに提供していきます。
―ありがとうございます。
いざ不測の事態が起きると慌ててしまうものです。日頃から各種機能を使えるように見直しておくことで、いざという時に自分の身を守り、また安否を知らせることができます。いつでも大切な人と連絡を取ったり、情報を取得したりできるツールとして、今後ともスマートフォン・携帯電話をぜひご活用ください。
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