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東京都と取り組む熱中症対策。“体の中から冷やす”新しい暑さ対策とは

2026年7月9日

著者:広報R

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 気候変動の影響により、年々深刻化する夏の暑さ。いまや熱中症対策は、私たちの日常生活において“欠かせない習慣”となりつつあります。こうした状況を受け、東京都では熱中症対策の普及啓発を強化しています。今年は、エネルギー情勢の見通しが不透明な中で、東京都では、「働く環境」「暮らす環境」「装う環境」の3つをキーワードに、賢い省エネと快適な暮らしを両立する「東京クールビズ」を推進しています。

クールビズ|地球環境・エネルギー|東京都環境局

 そんななか、2026年5月1日、シャープは東京都と「熱中症対策の普及啓発等に関する協定書」を締結。その取り組みの一環として、6月、東京都日野市で開催された「夏習慣ポイント講座」に登壇しました。今回は、当日の様子とともに、シャープが提案する新しい暑さ対策をご紹介します。

■官民連携で進める熱中症対策

 今回の講習会は、東京都と一般財団法人 日本気象協会が連携するTOKYO「熱中症ゼロへ」アクション事業の一環として実施したものです。

 会場となった日野市の施設には、約30名が参加。講習会では、気象や健康に関する専門的な知見とともに、企業による具体的な対策も紹介されました。行政と企業がそれぞれの知見を持ち寄ることで、日常生活の中で実践しやすい対策の普及が期待されます。

■熱中症のリスクが高まる今こそ、正しい知識を

 講習ではまず、日本気象協会の気象予報士より熱中症の基本について解説がありました。
 熱中症は、高温多湿な環境で体温調節がうまく働かなくなり、体内のバランスが崩れることで発症するとされています。近年は猛暑傾向が続いており、2026年夏も平年より気温が高くなる見込みとされています。日常の中で、意識的に対策を取り入れていくことがより重要になっています。

■シャープが提案する「体の中から冷やす」という発想

 後半は、シャープの担当者が登壇し、暑熱対策に関する講演を実施しました。暑さ対策というと、空調や冷却グッズなど「外から冷やす」方法が一般的ですが、シャープは、長年冷蔵庫開発で培ってきた冷却技術を活かし、「体の中から効率よく冷やす」新しい暑さ対策を提案しています。その代表的な手法が、今回の講習会でも紹介した「アイススラリー」です。

アイススラリーの説明をするシャープの担当者の水野

■“飲める氷”「アイススラリー」とは?

 アイススラリーとは、微細な氷と液体が混ざった流動性のある飲料で、“飲める氷”とも呼ばれています。

 通常の冷たい飲料と比べて、体内に取り込まれる際に冷たさを保持しやすく、体の内側から冷やす新しい暑さ対策として注目されています。氷が融ける際に熱を奪うことで、体の内部から温度を下げることができます。

■アイススラリーを支えるシャープの取り組み

 シャープでは、アイススラリーを安定して生成できる技術として、専用の冷蔵庫「アイススラリー冷蔵庫」を展開しています。市販のペットボトル飲料を用いてアイススラリーを生成できる仕組みを活用し、2025年5月より法人向けレンタルサービスを開始。高温環境での作業への備えとして、建設・土木工事の現場などで導入が進んでいます。現場で手軽に活用できる点が評価されています。
 講習会でも、こうした技術を活用した取り組みの一例として紹介されました。

「アイススラリー冷蔵庫」<RJ-AS7R>

■新しい暑さ対策への提案

 講習会では、アイススラリーの体験実演も行われました。「アイススラリー冷蔵庫」で冷やした市販のペットボトル飲料に軽く衝撃を加えることで、中身がフローズン状に変化する様子に、参加者からは「振るだけでフローズンになるのは初めて見た」と驚きの声が上がりました。

■日常に広がる活用シーン

 アイススラリーは、建設現場や工場、スポーツの現場など、さまざまなシーンで活用が進んでいます。

■東京都に聞く、取り組みの狙い

 今回の講習会にあたり、東京都の担当者吉野さんに話を聞きました。

――今回の講習会を開催した背景は?

 昨年度までは、暑さに体を慣らす「暑熱順化」を中心とした講習会を実施してきました。一方で、熱中症対策をより多くの方に日常の行動として取り入れていただくためには、知識の提供に加え、具体的で身近な実践例を示すことが重要だと考えています。

 行政からの啓発に企業の視点を組み合わせることで、これまで関心を持つ機会が少なかった方にも、熱中症対策を自分ごととして捉えていただきやすくなるのではないかと考えています。

――都として重視している熱中症対策は?

 都では、暑さ対策として、日常生活の中で無理なく取り入れられる具体的な行動を重視しています。特に、次の8つのポイントを、都民の皆様に意識していただきたい内容として紹介しています。

東京都の担当者吉野さん

①こまめな水分補給
②迷わずエアコン利用
③涼しい服装の工夫
④暑さ対策グッズの活用
⑤クーリングシェルターの利用
⑥周りの人への声掛け
⑦東京暑さマップ・暑さチェッカーの確認
⑧規則正しい生活

――今回の講習会の手応えは?

 ほぼ全ての会場で定員に達するお申し込みをいただき、都民の皆様の関心の高さを改めて感じました。シャープ様にご登壇いただいた回でも、足元の悪い中、多くの方にご参加いただき、皆様が熱心に耳を傾けてくださいました。アイススラリーを実際に体験していただくことで、知識として理解するだけでなく、印象に残る学びにつながったのではないかと考えています。

――企業との連携に期待することは?

 企業の皆様が持つ専門知識や技術に加え、生活者に情報を届ける発信力にも期待しています。行政だけでは接点を持ちにくい層にも、企業との連携を通じて熱中症に関する知識や具体的な対策を届けることで、都民の皆様が暑さ対策を日常の習慣として取り入れていくきっかけにしたいと考えています。

 アイススラリーのような新しい選択肢も取り入れながら、日常の中で無理なく続けられる暑さ対策を実践していきましょう。

<関連サイト>

■東京都熱中症対策ポータルサイト:https://wbgt.metro.tokyo.lg.jp/
■東京都環境局広報広聴担当note:
 梅雨明け直前!暑さ対策に取組む企業が提案する 最新の夏習慣のポイントをご紹介します
■製品サイト:アイススラリー冷蔵庫
■ニュースリリース:東京都と「熱中症対策の普及啓発等に関する協定書」を締結
■SHARP Blog:

  

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