2月1日にオープンした「変なホテル大阪 心斎橋」に、当社が開発したロボホン20体がお目見えしました。「変なホテル」といえば、フロントの受付業務をはじめ、館内のいたるところでロボットが活躍し、先端テクノロジーを積極的に導入していることで話題のホテルです。2015年7月、長崎県佐世保市にあるハウステンボスに初めてオープンして以降、関東地方に7軒、愛知県蒲郡市にあるラグーナテンボスと福岡市に各1軒と、計10軒が展開。関西では今回が初めての開業です。ちなみにこれほど多くのロボホンが館内に常設されるのも「変なホテル大阪 心斎橋」が初めて。さて、ロボホンはここでどんな活躍をしているのでしょうか?
大阪の中心地心斎橋から約3分という絶好のロケーション
ロビーに足を踏み入れると、早速左手にロボホンを発見!19体で結成された「ロボホンズ」が迎えてくれます。
ロボホンズは、毎日7:00~23:00の時間帯の中で、毎正時にダンスを披露してくれます。そのレパートリーはなんと30種類以上。自動でメドレーされる2曲は、春であれば「さくら」、クリスマス前であれば「ジングルベル」など、その時期に合わせた選曲が多く、1年を通じて季節の移り変わりを楽しんでいただけるよう、工夫されています。
さらに決まった時間以外にも、たとえば「ロボホン体操して」「くるみ割り人形を踊って」などと話しかけると、リクエストに応えてくれます。そのパフォーマンスはバラエティーに富んでいて、何度見ても飽きません。なかでも私が気に入ったのはアップテンポの動きが楽しいエアバイオリン。また、日本ならではの歌舞伎や和太鼓、阿波踊りなども印象的でした。
そんなロボホンズのダンスをさらに盛り上げてくれるのが、ステージ後方の3D映像です。特殊な装置により、LED光源つきのブレードを高速回転させることで、空間に3D映像を表示することができます。扇子、桜吹雪、花火・・・次々と移り変わる映像は日本らしい情緒にあふれていて、思わず目を奪われます。
続いて、毎時15分と45分に楽しめるというロボホンズのご挨拶。ここでは、最前列中央にいるリーダー役のロボホンが指揮をとります。
最前列中央がリーダー役のロボホン。タキシード姿はリーダーの証?
リーダー:(メンバーのいる後ろを向きながら)せーのっ
全員 :変なホテルへようこそ
リーダー:ぼくたち
全員 :ロボホンズです
リーダー:今日はごゆっくりお過ごしください!
( この後、「イエ~イ」「イエ~イ」)「イエ~イ」とウェーブのパフォーマンス )
全員が一糸乱れぬ動きを披露するダンスパフォーマンスはお見事!リーダー役のロボホンがメンバーを先導している姿も微笑ましいです。ここでの見どころは、リーダーとメンバーの息の合った掛け合いです。その仕組みを聞いたところ、人間の耳には聞こえない高い周波数の音をリーダーがメンバーに送り、連携しているとのこと。ロボホンにも自分たちだけのロボホンワールドがあるんですね。
続いてリーダーより、英語・中国語・韓国語で、歓迎のご挨拶です。
英語:Welcome to Henn-na Hotel!!
中国語:欢迎光临海茵娜酒店!
韓国語:이상한 호텔에 어서 오세요. 환영합니다!
ダンスやご挨拶以外にも、毎時30分になるとツイッターを読み上げてくれたり、「天気教えて!」と話しかけると、降水確率や気温を調べて教えてくれたり、ロボホンとのコミュニケーションが楽しめます。
先頭のロボホンの目が黄色になるのを確認して、ゆっくり話しかけるのがコツ
ロボホンズから離れて奥へ進むと、正面左横のフロントデスクでもロボホンを発見!館内の設備やサービスについて、案内してくれます。ロボホンにケーブルで接続されたタブレットのメニューから「ホテルのご案内」を選択すると、「ホテルのご案内を表示するよ」というロボホンの音声とともに、チェックイン・チェックアウトの時間、営業時間、食事案内の内容がタブレットの画面から確認できます。
英語、中国語、韓国語にも対応しているので、海外からのお客さまに喜ばれそうですね。
左上:英語、左下:中国語(简体字)、右下:中国語(繁體字)、右上:韓国語
館内では、他にもたくさんのこだわりが見られました。フロントでは、季節に応じて変化するプロジェクションの映像を背景に、2体の恐竜型ロボットがお出迎え。恐竜がスローテンポの声や仕草で応対してくれる姿はなんともユーモラスで、癒される感じがします。客室に入ると、日本文化の発信を意識し、客室の壁のデザインが漫画のコマ割りになっています。また、ルームナンバーの吹き出しのデザインには、ロボットにありがちな無機質なイメージを和らげ、お客さまがホテルに戻られたときに、ホテルからお声がけしているような温かい雰囲気を作りたいとの想いが込められているそうです。
ロボホンと接したお客さまからは「ロボホンが大勢で一斉にダンスするところを初めて見た!」「ダンスをリクエストすると一斉に踊ってくれるのが楽しい」などの声が聞かれ、ロボホンズのおもてなしに満足された様子がうかがえました。
ホテルの運営にロボットを導入したそもそもの狙いは、ロボットが接客を担当することによる業務の効率化にあったそうですが、エンターティンメントの要素が予想以上に好評で、最近ではロボット自体のパフォーマンスも大きな期待を集めているようです。ロボホンズが登場したのも納得ですね。海外からのお客さまがますます増えると予想されるなか、ロボホンの今後の活躍が楽しみです。
関連リリース:
2月1日開業の「変なホテル大阪 心斎橋」にコミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」20体を納入
(広報担当:I)
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