シャープ・フィリピン、洗濯機生産1,100万台を達成
2025年2月18日
2024年、シャープの関連会社、シャープ・フィリピンズ・コーポレーション（以下、SPC）が洗濯機の累計生産台数1,100万台を達成し、同年8月28日にSPC社屋にて記念式典と記者発表を行いました。
式典ではSPC社長 紀藤一雄が、「この洗濯機現地生産1,100万台達成というマイルストーンは、シャープ生産・販売チームのたゆまぬ努力のみならず、大切なディーラーとお客様の支えによって達成することが出来ました。皆様に感謝するとともに、この成果を誇りに思います」と挨拶しました。
またこのイベントには、当社のSmart Appliances & Solutions事業本部から清潔ランドリー事業部長 小森正憲も出席し、「我々は長年にわたって洗濯機事業を全世界で展開しており、人々の生活に貢献してきました。今後、AIoTやSDGsを中心とした先進国向け商品と、ローカルフィット商品を含む新興国向けのラインアップ拡充など、市場に応じたアプローチを強化してまいります」と、将来の展望を語りました。
洗濯機の生産1,100万台は、一朝一夕に達成できたわけではありません。
今回は記念式典の様子を通じて、フィリピンにおけるシャープの歩みを紹介したいと思います。
シャープ・フィリピンの歩み
当社がフィリピン法人を立ち上げたのは、今から43年前、1982年のことです。
そしてその5年後、1987年に当社はフィリピンで洗濯機の生産を始めます。1995年には生産100万台、2006年には500万台を達成します。
当社は洗濯機生産の拡大と並行してフィリピン国内でブラウン管テレビ、液晶テレビ、カラオケ機械などの生産も始めていますが、洗濯機は現在もフィリピンで販売する製品のほとんどを同国内で生産しており、最も生産・販売数が多い製品です。
ここまで当社がフィリピンで生産を続けられた理由の一つに、式典で小森が述べたローカルフィット商品の開発があります。
フィリピンのニーズに合わせたローカルフィット商品開発
式典の画像で1,100万台目の洗濯機としてご紹介したこの製品。こちらがまさにフィリピンのお客様に合わせて設計したローカルフィット商品です。
一層式と二層式があり、大部分がプラスチックでできており、錆びません。蓋は取り外したままでも使用でき、rat proof（ねずみ防止）で、ねずみが底から中に入って住みつかないようになっています。非常にシンプルながら、フィリピンの事情に合わせた作りになっているのです。
洗濯機生産1,100万台達成は、43年間の「たゆまぬ努力と、大切なディーラーとお客様の支え」のおかげ
実は今回の式典に先立ち、「最古のシャープ製洗濯機を探せ」と題したコンテストを開催し、最も古い洗濯機をお使いのお客様を式典で表彰しました。コンテストは100を超えるエントリーを集め、受賞者の中には同じ洗濯機を30年以上も使い続けられたお客様もいらっしゃいました。受賞者それぞれが使用されている当社洗濯機について、長年にわたる思いや揺るぎない信頼性と耐久性のストーリーを語ってくださいました。
このようなコンテストを企画できるのも、長年にわたる「シャープ生産/販売チームのたゆまぬ努力と、大切なディーラーとお客様の支え」のおかげでした。
式典の最後にSPC社長の紀藤が、「今後も、シャープは革新的な家電ソリューションを提供することで、フィリピンのお客様の日常生活を向上させることに引き続き取り組み、すべての家庭の日常生活において信頼できるパートナーになるという目標に向かって邁進します。信頼性の高いシャープ製品を通じて、全国のお客様に満足をお届けし続けることをお約束します」と締めくくりました。
当社の製品が今後もフィリピンのお客様の生活の中で活躍できるように頑張ります。
みなさまが世界中どこへ行かれても、当社の製品がお出迎えできるようにこれからも取り組んでまいります。
（広報：トム）
シャープのグローバル版SNSも運営しており、さまざまな活動や各国の情報をいち早くポストしています。ぜひフォローしてチェックしてみてください！
関連記事
