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理系の仕事って、面白い?シャープで活躍する女性社員に、中高生女子が聞いてみた

2026年9月11日

著者:広報R

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 「理系の仕事って、面白そう。でも、実際はどうなんだろう?」
 「数学や科学に興味はあるけど、その先にどんな仕事があるのか、いまひとつイメージできない」


 進路を考えるとき、そんなふうに感じている中高生女子は少なくないのではないでしょうか。

参加してくださった中高生女子のみなさん

 8月24日(月)、シャープの八尾事業所(大阪府八尾市)に、そんな疑問を持つみなさんが集まりました。中高生女子向けの体験プログラム「Girls Meet STEM」の一環として開催した、オフィスツアー「家電×動物?暮らしを良くするものづくりの仕事を覗いてみよう」です。ショールームで最先端の技術に触れるとともに、実際にシャープで活躍する理系の女性社員たちと、じっくり語り合う一日。

 登壇したのは、キャリアも歩んできた道もさまざまな3名の先輩社員。技術ひとすじの人、文系から理系へ転向した人、子育てと両立しながら働く人。三者三様のキャリアが揃いました。「理系科目は得意だった?」「文系から理系ってアリ?」「理系の仕事って、実際どうなの?」参加者からの率直な質問に、先輩たちが本音で答えてくれました。
 

 この記事では、その一日の様子をレポートします。

「Girls Meet STEM」って、どんなプログラム?

 「Girls Meet STEM」は、公益財団法人山田進太郎D&I財団が、中高生女子向けに大学や高等専門学校、企業、研究機関と連携して実施している、STEM(科学・技術・工学・数学)領域のツアー型体験プログラムです。実際に現場を訪問し、そこで学ぶ・働く人々と交流することで、進学やキャリアの可能性を広げることを目的としています。 

まずはショールーム見学へ ― 家電に隠れた“生き物のヒント”

 ツアーはまず、プラズマクラスターミュージアムの見学からスタート。ここでは、プラズマクラスターの歴史や、この技術を搭載したシャープ製品、さらに他社の身近な製品への活用の広がりを紹介しました。
 

 次に、八尾事業所のショールームを見学。当社が独自に展開する、生き物が持つ優れた性質や特長を模倣するバイオミメティクス技術「ネイチャーテクノロジー」と、その技術を搭載した製品を体感してもらいました。たとえば、ラッコが効率よく毛づくろいできる手のひら構造をヘアブラシに応用したり、イルカの高速遊泳を可能にする尾びれと表皮しわの形状を全自動洗濯機のパルセーターに応用したりするなど、身近な生き物から学んだ技術が、暮らしの中の家電に生かされています。
 

 製品展示では、冷蔵庫や調理家電、洗濯乾燥機などの家電製品に触れ、「よくしゃべる」シャープの家電を楽しみました。​また、日本ではあまり見ることがない、海外で展開する大型の冷蔵庫やビルトインオーブンレンジも見学しました。​ 

プラズマクラスターの歴史や技術について学べるミュージアムを見学
生き物の優れた特長を製品に生かす「ネイチャーテクノロジー」の展示
よくしゃべる家電など、暮らしを支える製品を体感
日本ではあまり見かけない、海外向けの大型家電も見学

登壇社員 の紹介

 交流会に登壇したのは、シャープで活躍する3名の理系女性社員。担当する仕事も、理系を選んだきっかけも、それぞれ違います。

Smart Appliances & Solutions事業本部 
要素技術開発センター 第一開発部 ネイチャーテクノロジー開発Gr.

水元

■どんな仕事?
生き物が持つ優れた仕組みをヒントにして、家電をもっと便利で使いやすくする技術を開発する仕事

飛行機の整備士に憧れたことをきっかけに、機械の世界へ。大学の機械科から技術の道に進み、現在はシャープ独自の「ネイチャーテクノロジー」の開発に携わっています。理系科目が得意で、迷わず理系を選んだタイプ。

Smart Appliances & Solutions事業本部
経営管理統轄部 事業戦略推進部

剣持

■どんな仕事?
シャープの家電の魅力を、社内外に正しく伝えて世に送り出す仕事

大学卒業後、文系の職種でキャリアをスタート。その後、30代で未経験から液晶ディスプレイの開発職に飛び込み、約10年間エンジニアとして活躍しました。現在は事業戦略推進部に所属。「高校では理系から文系に”文転”したくらいで、理系科目はどちらかというと苦手だったんです」と言います。

品質推進部(UCD・アクセシビリティ グループ)
柴田

■どんな仕事?
シャープ製品をすべての人に「使いやすい」と思ってもらい、シャープファンを増やす仕事

「誰にとっても使いやすい製品」を追求する、ユーザビリティやアクセシビリティの専門家。色の見え方の違いに配慮した製品づくりなどに取り組んでいます。現在は2歳のお子さんを育てながら、仕事と子育てを両立中。

左から、水元、剣持、柴田

中高生女子の質問に、先輩たちが本音で答えました

パネルディスカッションの様子

Q1. 中学・高校時代、理系科目は得意でしたか?

 3人の答えは、見事にバラバラ。水元は「得意だった」、剣持は「正直、どちらかというと苦手」、柴田は「どちらかというと得意」。得意でなくても、理系の道に進み、活躍できる。

——そのリアルな答えに、参加者もほっとした表情を見せていました。

Q2. 中高生に伝えたい、理系の仕事の魅力は?

 切り口はそれぞれ違いました。

 技術を開発する水元は「やったことが、数値ではっきり分かること」。試行錯誤の末に目標を達成できた瞬間の気持ちよさを語ります。「自分が携わった技術が製品になって店頭に並んでいると、つい自慢したくなるんです」。


 文系出身の剣持は「少しずつ完成度が上がっていく過程」。「地味な作業の積み重ねですが、苦労して作った製品が世に出るとうれしい。今でも『この製品、あのとき開発したパネルを使っているな』と、一人でニヤニヤします」。


 使いやすさを追求する柴田は「新しい発見があること」。「製品のテスト中に、思ってもみなかった操作をされる方がいて、『そういう考え方もあるのか!』と気づかされるんです」。

 開発、試行錯誤、使いやすさ——三者三様の答えに共通していたのは、「自分が関わったものが、かたちになって世に出る」うれしさでした。

3人が語った、理系の仕事の魅力

先輩社員との座談会 ― 3グループに分かれて、じっくり

 パネルディスカッションの後は、3つのグループに分かれて座談会を行いました。参加者は、先輩社員が実際に仕事で使っている道具に触れながら、仕事内容や進路選択、勉強について、気になっていたことを直接質問しました。ここからは、座談会で交わされたやりとりの一部をご紹介します。

――動物が好きで、ネイチャーテクノロジーの仕事を選んだのですか?

(水元)動物は好きでしたが、特別に詳しかったわけではありません。就職活動では「何でもやります」という姿勢で面接を受け、今の部署に配属されました。配属後は、水族館や動物園へ足を運び、専門家の話を聞きながら知識を深めています。アイデアの源は、身近な生き物です。たとえば扇風機などのファンは、飛ぶ動物の羽根がヒントになることが多いんです。新しい動物を探すだけでなく、過去に検討して採用に至らなかった動物を、改めて見直すこともあります。動物園や水族館に行くと、つい技術のヒントを探してしまうんですよ。

ラッコやイルカなど、さまざまな生き物が製品開発のヒントに

――仕事をしていて、楽しいと感じるのはどんなときですか?

(柴田)製品やサービスが、より使いやすくなっていく過程に携われることにやりがいを感じます。私は「製品を作る」というより、「使いやすさ」を考える仕事です。日々、新しい発見があることも楽しいですね。

――得意な科目と好きな科目、どちらを伸ばした方がよいですか?

(剣持)一概には言えませんが、どちらかといえば得意な科目を伸ばす方がよいと思います。しかし、好きなことを仕事にすると、プレッシャーで嫌いになってしまうこともあるので、好きなことは、趣味として楽しむ選択肢もあります。

――今のうちにやっておいた方がよいことはありますか?

(剣持)文系・理系のどちらを選んでも、国語と英語は必要です。技術者でも、自分の考えを相手に伝える機会は多いので、語彙力や文章力が役に立ちます。勉強だけでなく、部活動など学生のうちにしかできないことにも、ぜひ取り組んでほしいです。

 少人数の座談会だからこそ、参加者は身近な悩みを率直に質問できました。理系の仕事にもさまざまな分野があることや、人に伝える力をつけ、学び続けるのが大切なことが伝わったひとときでした。

座談会の様子

参加者の声

 ツアーを終えた参加者からは、こんな声が寄せられました。

 「自分の知らない仕事をしている人と出会えてとても楽しかった。製品を作るだけではなく、使いやすさを考える人や、動植物の優れた点を考える人など、興味深い仕事をしている人と出会えてうれしかった。」 「理系の先輩社員と少人数で話ができてよかった。」  「実際にネイチャーテクノロジーの技術が用いられた家電製品を見ることができて、ものづくりの面白さが伝わってきた。」 「研究職や開発職について詳しく知ることができて、自分の研究のインスピレーションを得ることができた。」
 参加者全員が、今回のツアーを「ためになった」と回答してくれました。

 ツアーの前後で実施したアンケートには、参加した中高生女子のみなさんの気持ちの変化が、はっきりと表れていました。「STEM分野は自分に向いている」「STEM分野は楽しそう」と強く感じた人の割合が増加しました。先輩たちとの出会いが、理系という進路をより身近なものにしたことがうかがえます。

先輩社員の声に真剣に耳を傾ける参加者のみなさん

歩んだ道はさまざま、でも「面白い」は同じ 

 理系科目が得意だった人、苦手だった人、文系から来た人、子育てと両立している人。歩んできた道はさまざまでも、3人に共通していたのは「理系の仕事は、面白い」という実感でした。

  現役の理系女性社員との交流を通じて、参加した中高生女子のみなさんは、「理系を選んだ理由」「仕事の魅力」「日々の仕事の内容」への理解を深め、これからの進路やキャリアを、より具体的にイメージできたようです。

 シャープは、これからも一人ひとりの「やってみたい」に寄り添い、多様な人が活躍できる場をつくっていきます。

<関連サイト>
採用情報:https://corporate.jp.sharp/recruit/
DE&I(Diversity, Equity & Inclusion)マネジメントの展開:https://corporate.jp.sharp/eco/social/diversity
Girls Meet STEM開催レポート:【シャープ(株)】「家電×動物?暮らしを良くするものづくりの仕事を覗いてみよう」ツアーを開催しました!

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