ニューノーマル時代の新技術｢透明ディスプレイパーティション｣を「北陸技術交流テクノフェア2021」に特別出展
ｰ (株)タテイシ広美社から発売予定の製品｢SURŪ（スルー）｣も展示ｰ

2021年11月25日

「北陸技術交流テクノフェア2021」シャープブース

シャープグループのディスプレイデバイス事業を担うシャープディスプレイテクノロジー株式会社（以下、SDTC）は、10月21日～22日に福井県産業会館で開催された「北陸技術交流テクノフェア2021」に「透明ディスプレイパーティション」を出展しましたので、その模様を紹介します。昨年の「CEATEC 2020 ONLINE」で「CEATEC AWARD 2020」の部門グランプリを受賞し、また先日開催の「CEATEC 2021 ONLINE」でも最新モデルを紹介した技術です。

＊今年で32回目となった「北陸技術交流テクノフェア2021」は、北陸最大級の技術交流展示会であり、出展者と北陸企業による活発な意見・情報交換を通じた新技術の誕生を目指して開催されています。今年は、オンラインでも並行して開催されており、Web上で11月30日（火）まで閲覧いただけます。

■SDTCブースでの出展内容

ニューノーマル時代の新技術というテーマで特別出展。ソーシャルディスタンスを確保したまま、コミュニケーションを活性化するデジタル技術の一つとして｢透明ディスプレイパーティション｣を展示し、デモンストレーションも行いました。

「透明ディスプレイパーティション」を出展

プレゼンテーションタイムでのデモの様子

「透明ディスプレイパーティション」は、高い透明性と低消費電力を両立した透明ディスプレイを活用し、空間を仕切るパーティションの機能と、様々な情報を表示できるディスプレイの機能を融合した製品です。本技術の詳細は過去のSHARP Blog記事でも紹介していますので、是非ご参照ください。

ブースでは、透明ディスプレイを搭載した、株式会社タテイシ広美社（以下、タテイシ様）より発売予定の「SURŪ（スルー）」も展示しました。また、海外からのお客様の受付対応を想定した、音声認識翻訳ソフトのデモを「SURŪ（スルー）」に表示し、具体的な使用シーンをイメージしやすい展示をしました。

■「SURŪ（スルー）」について

「SURŪ（スルー）」は、これまで累計10万枚以上のアクリルパーテーションをオーダーメイド製造・販売した実績と、デジタルサイネージの自社設計・開発で蓄積してきたノウハウを持つタテイシ様が、SDTCと連携し商品化されました。単に空間を遮る機能にとどまらず、新たな情報伝達手段を作りたいとの想いから、様々な利⽤シーンに溶け込む、木目と曲線のフレームデザインを採用されています。
また、タテイシ様にて検討中のワインセラータイプの製品も参考出展されました。

「SURŪ（スルー）」（右はワインセラータイプ）

SDTCブースに出展した「SURŪ（スルー）」

■出展しての反響

『昨年の「CEATEC 2020 ONLINE」で｢透明ディスプレイパーティション｣を知り、ぜひとも現物を確認したかった』と興味を持って来場された方をはじめ、SDTCのブースは、常にお客様が絶えない状況で、TVや新聞で取り上げられるなど、多くの関心をいただきました。

「SURŪ（スルー）」をお客さまに説明する様子

お客様からは、『ショッピングセンター内で営業終了後のインフォメーションに利用できそう』、『会議時に対面で資料を見せながら、相手の表情も確認出来る』、『声が聞こえにくくても、液晶画面の文字で確認できるので聞き間違いを減らせそうだ』などのご意見をいただきました。

また、『法事のシーンでお経を画面表示しつつ、唱和時のパーティションとして利用できるのでは』といった面白いアイデアもいただきました。

タテイシ様と共同開発した「SURŪ（スルー）」が2022年4月より販売されることとなりました。シャープは、ほかにも10月4日に発表した、画面に触れずに操作できる「静電ホバータッチディスプレイ」など、感染症対策に有効な技術がたくさんあります。近いうちに、こうしたニューノーマル時代にフィットしたシャープの技術がみなさまのところで活躍できそうです。ご期待ください。

（広報担当：H）

＜関連サイト＞
■株式会社タテイシ広美社：公式サイト　／　透明ディスプレイを使用したパーテーションをシャープディスプレイテクノロジー株式会社と共同商品化（リリース）
■SHARP Blog：