
皆さん、こちらのエアコンに見覚えはありませんか。
当社が自信を持って開発した「Airest(エアレスト)」というエアコンです。
その特徴的な形から想像される通り、他のエアコンとは異なる特徴をたくさん持っています。
この「Airest」を世界最大級の空調・冷暖房関連の展示会「AHR Expo 2026」に出展したところ、なんと、イノベーションアワードを受賞しましたので、ご紹介します。
■ AHR Expo 2026とは?
AHR Expoというのは、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、正式名称は「International Air-Conditioning, Heating, Refrigerating Exposition」で、空調(HVAC)、冷暖房、冷凍、換気、空気質管理などに関わる最新技術が一堂に会する、国際展示会です。アメリカで毎年開催され、世界中からメーカー、エンジニア、設計者、施工業者、研究者など、業界のプロフェッショナルが集まります。今回は2026年2月2日から4日まで、ラスベガスで開催されました。
AHR Expoは単なる展示会にとどまらず、技術セミナーやカンファレンスも充実しており、業界の第一線で活躍する専門家による講演を通じて、最新技術の背景や市場動向、今後の課題などについて深く学ぶことができ、情報収集だけでなく、人脈づくりやビジネスチャンスの創出の場としても高く評価されています。
40以上の国・地域から1,956社の企業が出展し、53,000名以上が来場しました。
5万人も訪れるなんてすごいですよね!
この貴重な機会を活かすべく、空調事業の北米担当者が昨年に続いてブースを構え、「Airest」をはじめとする当社製品を来場者のみなさんにご紹介しました。





その結果、「2026 AHR Expo Innovations Awards」(イノベーションアワード)の「Indoor Air Quality」(室内空気品質)カテゴリーで賞をいただくことができました!
当社のエアコンが世界に認められたことの証になります。
受賞内容に関しては、当社ウェブサイトの受賞表彰ページ(エアコン「Airest」がAHR Expo 2026の「Indoor Air Quality」カテゴリーで、当社初のイノベーションアワードを受賞)にも記載しておりますので、ぜひご覧ください。
■「Airest (エアレスト)」
ここからは、今回受賞した「Airest」の特長を紹介します。
業界最高水準の空気清浄機能:MERV 14認証フィルターの搭載
一般的なエアコンのフィルターとは一線を画す、MERV14(Minimum Efficiency Reporting Value 14)認証を受けた高機能メインフィルターを搭載しています。
- ・驚異の集塵効率: 埃を99.9%以上集塵します。花粉、ペットのフケ、カビの胞子、さらには煙やPM2.5などの微細な汚染物質も捕獲します。
- ・世界初の認証: 壁掛け型の(ミニスプリット)エアコン※1として世界で初めて、米国家電製品協会(AHAM※2)の基準に基づく「空気清浄機」としての認証を受けました。
- ・CADR(クリーンエア供給率)※3:床面積471平方フィート(約26畳相当)における高い清浄能力が証明されています。
※1 ミニスプリット:室外機と室内機が分かれているエアコンのこと。北米などの海外では歴史的に「セントラル空調(建物全体のダクトで冷暖房する方式)」や「窓付けエアコン」が主流だったため、それらと区別するためにこの名称で呼ばれる。
※2 AHAM(エイハム):「Association of Home Appliance Manufacturers」の略称。アメリカやカナダを中心とした家電メーカーの業界団体であり、家電製品の性能基準の策定、認証プログラム、政策提言などの活動を行っている。
※3 CADR(Clean Air Delivery Rate:クリーンエア供給率):AHAMが定めた重要な指標の一つ。日本での「〇〇畳用」にあたる、空気清浄機能を数値化する現地規格

カビの発生を抑える独自の構造設計
エアコンという製品が常に向き合う課題である「内部のカビ」に対し、「Airest」は構造そのものを見直すことで解決を図っています。
熱交換器が本体の吸い込み口付近に配置される機種では、冷房時は熱交換器で冷やされた風がエアコン内部を通り吹き出されるため、本体内部の湿度が上昇し結露しやすくなります。「Airest」では、熱交換器を吹き出し口付近に配置することで本体内部の湿度上昇を抑え、結露の発生を防ぎ、カビの発生を抑制します。
内部清掃を行わずに5年間使用したユーザーの例でも、カビの成長がごく最小限に抑えられていることが確認されており、清潔さが長期間持続します。

強力な送風を支える4つの遠心ファン
高密度の高性能フィルターを採用すると空気抵抗が大きいため、従来型のクロスフローファンでは十分な風量を確保できません。そのため、「Airest」は4つの強力な遠心ファン(centrifugal fan)を搭載することで高い圧力を生み出し、フィルターを通しても勢いのある風を送り出します。
また「コアンダ※4エアフロ―」技術により、風を天井や壁に沿わせて遠くまで(最大13メートル)届け、部屋全体を効率よく、かつ身体に直接風を当てずに冷暖房します。
クールモード・ヒートモード・空気清浄機モードによって異なる3つのエアフロ―モードを搭載し、年間を通じて快適な環境を提供します。
※5 コアンダ効果(Coandă effect):噴流(空気や水など)が曲面状の物体表面に沿って流れる際、その表面に「引き寄せられる」ように吸い付く現象


以上、「Airest」と他のエアコンの違いが伝わりましたでしょうか。
エアコンの内部掃除をされた方なら分かると思うのですが、5年使った後の内部環境の綺麗さは凄いことです。
また3つのエアフロ―モードも他のエアコンと全然違いますよね。
コアンダ効果のような流体力学を応用して気流を遠くまでいきわたるようにしているなんて、開発者の研究の成果を感じます。
■そのほかの目玉製品・サービス
AHR Expo 2026での展示は「Airest」だけではありません。その他にも当社の技術や新製品を展示しました。
Filter Sweep (フィルター自動お掃除機能付きエアコン)
日本ではお馴染みになってきているフィルター自動お掃除機能付きエアコンですが、なんと北米では当社が初めて商品化予定です。発売は2026年度ですが、一足先にAHR Expoでアピールしてきました。

2025年度発売の新製品、CUシリーズ
もちろん、2025年に発売したエアコンシリーズもご紹介しました。
こちらの機種(CUシリーズ)も、「AHA! (Air History Analyzer)」の提供に加え、コアンダ気流による50フィート(約15m)の送風を実現しています。


■登壇者インタビュー
冒頭にお伝えした通り、このAHR Expoではさまざまなカンファレンスや講演会が催されました。
その中の「新製品シアター」でプレゼンテーションを担当した飯島に、当日の様子や反響などを聞いてみましょう。

今回、このような世界的展示会で受賞できたことは、当社にとって非常に大きな喜びです。近年暑い日が増えていますが、当社の空調製品が世界中でみなさまに寄り添っていけたらと願っております。


左から、 Smart Appliance Solutions事業本部 空調事業部 海外商品企画部 飯島 明生、同事業部 大西竜太 、スパンガト ケニ、同事業部 技術部 平山大悟
<関連リンク>
「Airest」製品ページ(日本語):Airest | エアコン
「Airest」製品ページ(英語):Airest | エアコン
AHR Expo 2026 受賞ページ:HVAC Innovation Awards — AHR Expo
AHR Expo 2026 SHARP ページ :2026 AHR EXPO | Sharp Corporation
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