SHARP Blog

CEO対談-衛星通信大手SESのAdel Al-Saleh氏とシャープ河村が描くパートナーシップの未来

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2026年10月、大手衛星通信オペレーターSES CEOのAdel Al-Saleh氏がシャープ芝浦オフィスを訪問し、当社CEOの河村哲治と対談しました。6月に衛星通信サービス分野でのパートナーシップ構築に向けた基本合意を発表して以降、両社はSESの中軌道(MEO)衛星通信サービス「O3b mPOWER」の日本国内への展開を目指して取り組みを進めています。今回の対談では、両社のパートナーシップへの期待と、その先に目指す未来について意見を交わしました。

SESがシャープに期待すること

Al-Saleh氏からは、次のようにシャープの端末技術や日本市場での事業基盤に対する期待が語られました:

「シャープと協力できることを光栄に思います。シャープが衛星通信に強い関心を持っていることを知ったとき、大変喜ばしく思いました。
現在、O3b mPOWERは安定した通信環境を提供しており、次世代システムであるmeoSphereは、私たちの未来を担うものであり、且つ複数の軌道を活用した衛星通信ネットワークの進化に不可欠なものです。
衛星通信への需要は、エネルギー、農業、海運、航空など、さまざまな分野で急速に高まっています。こうした分野でシャープと協力していくことは、私たちの戦略にも合致しています。
今後、シャープとともに、日本における衛星通信の未来を築いていけることを楽しみにしています。」(当社訳)

シャープから見た、SESとのパートナーシップ

河村からは、世界で衛星通信サービスを展開するSESとのパートナーシップを通じ、日本の通信環境に新たな選択肢を届けていくことへの期待を次のように語りました:

「シャープは、携帯電話(スマートフォン)が5Gの通信規格に至るまで、長年にわたり通信技術の開発に取り組み、多くの標準必須特許を保有してきました。
私たちは、AIとハードウェアを組み合わせることで、新たな価値を生み出していきたいと考えています。そのキーワードが “AI Anywhere” です。
SESのグローバルな衛星ネットワークと、シャープがスマートフォン開発を通じて培ってきた通信技術、そして小型・軽量化のノウハウを組み合わせることで、日本に新たな通信の選択肢を提供できると考えています。
2027年の日本での共同サービス開始は、最初の一歩にすぎません。ともに衛星通信の未来を築いていきましょう。」

パートナーシップは、着実に次のステップへ

「O3b mPOWER」は、SESが世界各地で展開する中軌道衛星通信サービスです。本年9月には、11~13機目となる3機の衛星の打ち上げに成功。SESは、この3機の運用を2027年半ばまでに開始する予定と発表しています。

SESプレスリリース:SES’s Final Three O3b mPOWER Satellites Successfully Launched  https://www.ses.com/news/press-release/sess-final-three-o3b-mpower-satellites-successfully-launched

私たちシャープも、スマートフォン開発で培った通信技術や小型・軽量化のノウハウを生かし、フラットパネルアンテナを搭載した衛星通信ユーザー端末の開発を進めています。SESの衛星ネットワークと組み合わせ、海上や山間部など地上の通信網が届きにくい場所でも、必要なときにつながる通信環境の日本での提供を目指しています。

6月の基本合意から約4カ月。今回のCEO同士の対話も、国内サービス実現に向けた両社の連携をさらに深める機会となりました。

ともに、日本の新しい通信サービス実現へ

衛星通信が、特別な場所のためだけの通信ではなく、さまざまな産業や現場を支える選択肢になるように。シャープはSESとの連携を深め、日本国内での「O3b mPOWER」を活用した衛星通信サービスの実現を目指して、取り組みを進めていきます。

SESとシャープの両社で力を合わせ、衛星通信の新たな可能性をカタチにしていきます

【関連リンク】
・リリース
 大手衛星オペレーターのSESと衛星通信サービス分野におけるパートナーシップ構築に向けて基本合意
・衛星通信ユーザーターミナル


マイティー・マドレーヌの記事一覧はコチラをクリック

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Top